スニーカー好きならず、ヴィンテージ好きからも一目を置かれるブランド「NIKE」。
- 「ジョーダン」
- 「ターミネーター」
- 「コルテッツ」
など、その他にも数々の名作を世に出して来ました。
そんな誰もが知る有名ブランドにも関わらず、どのようにスニーカーの年代を調べるか知らない人が多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、そんな絶対に抑えておくべきNIKEのスニーカーに絞って年代を判別する方法を紹介します。
なお、NIKEの服の年代を知りたい方は下記の記事をご確認くださいませ。
ネームタグから年代判別する方法
1970年代後半までのNIKEのスニーカーは、「ネームタグ」から年代判別する必要があります。
なぜなら、1970年代後半以降になるとスニーカーに製造年が刻印もしくは内タグにプリントされていますが、それ以前は「ネームタグ」のデザインから年代を推測する必要があるからです。
ちなみに、ここで紹介する「ネームタグ」は、どれも希少なモノばかりです。
いわゆるヴィンテージスニーカーとして古着屋さんでも高額で販売されていることが多いので、この機会に覚えてしまいましょう。
1971年~1974年頃 「筆記体初期タグ」

画像引用元サイト:70’s NIKE 筆記体タグ BRUIN ブルーインレザー 10 [60508]
1971年頃から見られる、通称「筆記体初期タグ」。
この頃はブランド名が筆記体、そして、オレンジスウッシュがデザインされたシンプルなタグが使用されます。
1974年~1977年頃 「筆記体タグ」

画像引用元サイト:ビンテージ70’s●NIKE筆記体タグラケット7 1/2●200805n5-w-snk-24cm 1970sナイキレディーススニーカー日本製
1974年頃になると、引き続き「筆記体タグ」が使用されますが、商標登録済みを意味する「®️マーク」がブランド名の右側に追加されます。
1977年~1980年頃 「オレンジタグ前期」

画像引用元サイト:70’s NIKE ナイキ LDV ヴィンテージ スニーカー
1977年頃からは、ブランド表記が「筆記体」から「ブロック体」に変更になります。
このタグを、通称「オレンジタグ」と呼びます。
恐らくですが、1980年代中旬頃まで使用されていたと思います。
1980年代~1986年頃 「オレンジタグ後期」

画像引用元サイト:VINTAGE-NIKE Oceania 縦ナイキ ブロック体オレンジタグ(1980’s)
1980年代頃になると、「®️マーク」がNIKEの「N」の下にも追加され、1つのタグに2つの「®️マーク」が付くのが特徴です。
ちなみに、このタグは、他にも様々なカラーパターンがあります。
下記に何種類か掲載しておきます。

画像引用元サイト:80’s NIKE AIR JORDAN 1 [53638]

画像引用元サイト:80’s NIKE ナイキ TERMINATOR HI ターミネーターハイ 紺灰 ネイビー グレー オリジナル KOREA製 US9.5 バッシュ 希少 ヴィンテージ

画像引用元サイト:80’s NIKE ナイキ DIABLO ディアブロ WMNS 82年オリジナル エンジ グレー US7.5 韓国製 ランニングシューズ レトロ 希少 ヴィンテージ


画像引用元サイト:80’s NIKE AIR JORDAN 1 黒×青 85年製 ナイキ エア・ジョーダン1 オリジナル
刻印or内タグから年代を判別する方法
1970年代後期からは、スニーカーに製造年が刻印もしくは内タグにプリントされます。
そのため、靴のどこに製造年が記載され、それをどのように読み解くかさえ知ることが出来れば誰でも簡単に年代を判別することが出来ます。
製造年の表記は各年代によって異なります。
それでは、早速年代ごとに順を追って説明していきます。
1970年代後期〜
スニーカーに製造年が記載され始めるのは、70年代後期になってからです。
それまでは、下記のように刻印を見ても正確な年代判別をすることが出来ません。そのため、これらの場合は、先ほど紹介した「ネームラベルから年代判別する方法」で年代判別を行いましょう。


画像引用元サイト:70’s NIKE ナイキ LDV ヴィンテージ スニーカー
しかし、70年代後半のものになると、下記の右下の画像のように「791101」と数字が記載され始めます。

画像引用元サイト:70s NIKE ナイキ ワッフル2 スニーカー 10.5
これが、まさしく製造年を表しています。
記載の通り、この靴は「1979年11月1日」に製造されたものだと判断することが出来ます。
1980年代頃〜

同様に80年代頃に見られる刻印も見ていきましょう。
今回は「830909」と記載されているので、「1983年9月9日」日製造されたものだと判断することが出来ます。
ちなみに、画像のようなスタンプ表記の場合、消えてしまって読み取りにくい場合があります。
その場合は、「ネームタグ」のデザインを参考に年代判別をすることをお勧めします。
1990年代初期

画像引用元サイト:90’s NIKE ナイキ ワッフルトレーナー 初期復刻 名作 レトロランニング 青黄 27.5cm
90年代初期頃からは、内タグが付き、そこに年代が記載されます。
この場合は、上に記載されている「910406」が製造年を意味し、「1991年4月6日」のものだとわかります。

画像引用元サイト:90’s NIKE Aqua Gear 27cm [82128]
同様にこちらの場合は、「900709」と記載されているので、「1990年7月9日」のものだと判断することが出来ます。
1990年代前半〜

画像引用元サイト:90’s NIKEナイキ TERRAMAC スニーカー 8.5
90年代前半頃になると、四角い枠内に囲まれた内タグが登場します。
こちらは「920103」が製造年で、「1992年10月3日」ということがわかります。
1990年代後半~2000年代前半

画像引用元サイト:ローカットスニーカー/26.5cm/GRN/デッドストック/中古/セカスト/コルテッツ/90s/90年代
1990年代後半頃になると、枠がなくなります。
左上の「970507」が製造年で、「1997年5月7日」ということがわかります。
2000年代〜

画像引用元サイト:NIKE ACG Valenka Mule 24.5cm [82168]
最後に紹介するのは、2000年以降に見られるタグです。
こちらのタグは少し迷う方が多いのではないでしょうか?
実は、この場合は、バーコードの上の「05/13/09」と「07/01/09」が製造年を表しています。
どういうことかというと、「2009年5月13日」から「2009年7月1日」の間に製造されたものであるということを意味しています。
まとめ
いかがでしたか?
NIKEのスニーカーは、どこを見るのかさえわかれば誰でもすぐに年代判別を行うことが出来ます。
ぜひ、この機会に年代判別方法をマスターしましょう。
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