1912年にアメリカのメイン州フリーポートで誕生したアウトドアブランド「L.L.Bean」。
100年以上の歴史を持ち、
・「ビーンブーツ」
・「トートバッグ」
などの誰もが知る名作を生み出してきたブランドです。
また、その洗練されたデザインのみならず、アウトドアブランドのため非常に耐久性が高く長年使用することができるのが特徴です。
そこでこの記事では1世紀以上の歴史を持つL.L.Beanのタグで年代を判別する方法を紹介します。
なお、この記事では服に付くタグに絞って紹介しています。トートバッグの年代について詳しく知りたい方は、下記の記事をあわせてご確認ください。
1930年代~1940年代 「黒タグ」

画像引用元サイト:30’s〜40’s L.L.BEAN ハンティングジャケット [41110]
1930年代から1940年代頃に見られる通称「黒タグ」。
黒字に金の刺繍で下記の内容が記載されています。
- L.L.BEAN
- Inc
- FREEPORT,ME.
「FREEPORT,ME.」とは、設立地のアメリカのメイン州フリーポートのことを意味しています。
ちなみに、服に付くタグで「L.L.BEAN」とブランド名が全て大文字で表記されるのはこのタグだけです。
1950年代 「筆記体タグ(黒)」

画像引用元サイト:50’s L.L.BEAN ボアジャケット [40449]
1950年代頃になると、ブランド名の字体が筆記体に変更になります。
また、この頃から大文字のみの「L.L.BEAN」表記から小文字も含んだ「L.L.Bean」へと変わります。
1960年代~1970年代 「筆記体タグ(白)」

画像引用元サイト:60’s L.L.BEAN 山岳パーカ [44595]
1960年代頃になると、タグが黒地から白地に変更します。
1970年代 「筆記体タグ(太字)」

画像引用元サイト:70’s L.L.Bean 筆記体タグ B-9デザイン ラビットフード ハーフジャケット L位 [59837]
1970年代になると、筆記体の字体が太くなります。
また、このタグの中でも下記の画像のように右側に商標登録申請を意味する「TM」表記が付くものもあります。

画像引用元サイト:70’s L.L.Bean 筆記体タグ B-9タイプ 中綿入りジャケット 表記(40)
さらに、ちょうどこの頃から「FREEPORT,ME.」表記から「FREEPORT,MAINE」に変更します。
1970年代 「ブロック体タグ(TM表記)」

画像引用元サイト:70’s L.L.BEAN ウールジャケット [ou-862]
ブロック体でブランド名の横に「TM」表記が入るタグは、70年代のものです。
1980年代 「ブロック体タグ(®️マーク️表記)」

画像引用元サイト:80’s L.L.Bean USA製 ハンティングジャケット [60252]
1980年代には、「TM」表記から「®️マーク」に変更します。
1980年代~1990年代 「ブロック体タグ(Made in U.S.A.)」

画像引用元サイト:80s USA製 L.L.Bean コットン キャンバス ハンティングシャツ 茶 M
こちらは、1980年代頃から1990年代に見られるタグです。
タグの一番下に「Made in U.S.A.」が追加され、生産国表示などは別タグが付きます。
1990年代 「ブロック体タグ(®️マークのみ)」

画像引用元サイト:90’s L.L.BEAN ボタンダウンシャツ “USA製 / DEADSTOCK” [ds-1125]
1990年代に入ると、ブランド名に「®️マーク」表記のみのシンプルなタグになります。
まとめ
この記事では、L.L.Beanの服に付くタグを紹介してきましたがいかがでしたか?
L.L.Beanは、タグのデザインが年代ごとに徐々に変わっていくので、比較的覚えやすいのではないでしょうか。
ぜひ、この機会に覚えてしまいましょう。
コメント