リーバイスの年代を最も正確に判別する方法。
それは、内タグを見ることです。
なぜなら、この内タグには、製造年月・製造工場などの情報が記載されているからです。
そこで、この記事ではリーバイスの内タグのどこを見れば年代を判別出来るのか初心者の方でもわかるように紹介します。
ただし、この内タグで年代判別出来るのは、1970年頃から2000年頃に販売された商品のみです。そのため、より幅広い年代の判別方法を知りたい方は下記の記事をあわせてご確認ください。
【事前知識】工場番号を確認する
内タグを読み解く上で、覚えておくべきなのが「工場番号」です。
なぜなら、ほとんどの場合、「工場番号」の近くに製造年月が記載されているからです。
この工場番号の確認方法ですが、非常に簡単で一度知れば誰でも行えます。
トップボタン裏を見るだけです。
すると、下記の画像のように数字が刻印されています。

画像引用元サイト:◆LEVI’S 501 66 SINGLE STITCH (W31 L29)/リーバイス 66前期 クロップド・アンクル丈 実寸W30程度
これにより、この製品は工場番号が「6」だと判明しました。
内タグで年代を判別する方法
工場番号の確認方法をマスターしたら、内タグを確認しましょう。
内タグから年代判別出来るものは、大きく分けて次の4パターンあります。
- パターン1 1974年〜
- パターン2 1980年代後半〜
- パターン3 1991年〜
- パターン4 1995年〜
それでは、一つずつ見ていきましょう。
パターン1 1974年〜

1974年頃からは、上記の右下画像のような内タグが使用されます。
数字がたくさん記載されていますが、ボタン裏を見て「製造番号」を確認しましょう(画像の中央右)。
すると、「8」であることが分かります。
あとは、内タグで「8」が記載されている箇所を探し、その行を見るだけで年代判別出来ます。
ここでは、一番下の行ですよね。
この数字は左から
- 「月」
- 「年」
- 「工場番号」
を意味しています。
つまり、この製品は、
- 4月
- 80年
- 8工場
で作られたものだと読み取くことが出来ます。
ただし、例外として70年代の製品には下記のように年代が一桁で記載されている場合があるのでご注意ください。

画像引用元サイト:◆LEVI’S 501 66 SINGLE STITCH (W31 L29)/リーバイス 66前期 クロップド・アンクル丈 実寸W30程度
ちなみに、この場合は「1976年12月6工場」で作られたことを意味します。
パターン2 1980年代後半〜

画像引用元サイト:Levi’s 501
1980年代後半になると、上記の内タグが見られます。
この内タグのみ「工場番号」の隣に製造年が記載されませんが、その近くに年代が記載されていますのでご安心ください。
この内タグは、
- 6行目左:「工場番号」
- 7行目右:「月(07)・年(6)」
を意味しています。
また、この内タグは80年代に見られます。
そのため、
- 546工場
- 07月
- 86年
と判明します。
パターン3 1991年〜

画像引用元サイト:「Deadstock」 古着 90s USA製 Levi’s 517-0217 濃紺 デニム パンツ ジーンズ ブーツカット W44 L31 古着
1991年頃から、上記のペラペラな内タグが使用されます。
もうどこを見れば良いかわかる方も多いのではないでしょうか?
このタグは、下から2行目に注目しましょう。
左から、
- 工場番号
- 月
- 年
が記載されています。
つまり、この製品は、
- 522工場
- 03月
- 94月
に作られたものです。
パターン4 1995年〜

画像引用元サイト:Levi’s 501
最後に紹介するのが、1995年から2003年まで使用される内タグです。
かなりしっかりしたタグが使用されます。
このタグは、一番下の行に注目しましょう。
左から、
- 工場番号
- 月
- 年
が記載されています。
すなわち、
- 653工場
- 01月
- 97月
に作られたものだと判明しました。
まとめ
いかがでしたか?
リーバイスの内タグで年代を判別する方法は非常に簡単でしたよね。
明日からすぐに実践できるので、ぜひ、試してみましょう!
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