1936年頃から登場したLEEの赤タグ。
当時のデザイナーがカウボーイシリーズのイメージカラーとして黒いネーム地に赤と黄色の文字でデザインしました。
このタグを通称「赤タグ」と呼びます。
そこで、この記事では、そんなLEEの「赤タグ」の年代判別方法を紹介します。
1934年〜

画像引用元サイト:DJ-486
本題の赤タグの紹介の前に、白タグについて触れておきます。
なぜなら、この白タグは赤タグのデザインのベースになっているタグだからです。
ちなみに、この白タグは、ハウスマークの後に作られたタグです。ハウスマークについてあまり知らない方は、下記の記事をご確認ください。
白タグの最大の特徴は、その名の通り白いネーム地です。そして、文字色は下記の通りです。
- 「Lee」:青文字
- 「その他」:赤文字
そして、細かい点ですが、「UNION MADE」が斜めに表記されているのも特徴の一つですので頭の片隅に入れておいてください。
また、この画像では少し見えにくいですがこのタグから防縮加工を意味する「SANFORIZED」が記載されるようになります。
1936年〜

画像引用元サイト:30’s Lee Hair On Hide Buckle Back
では、本題の赤タグについて紹介していきます。
こちらが、赤タグの初期デザインです。先ほど紹介した「白タグ」とデザインは似ていますよね。
異なる点は、大きく分けて下記の3点です。
- ネーム地が「白地」→「黒地」に変更
※さらに、赤枠で囲まれるようになる - 「Lee」の文字が「青色」→「黄色」に変更
- 「UNION MADE」の表記が「斜め」→「まっすぐ」に変更
赤タグは、このデザインがベースになります。ですので、このタグを覚えてから次のタグに進みましょう!
ちなみに、この時代は、カウボーイを意識した「HAIR ON HIDE」という毛がついたパッチが使用されます。

画像引用元サイト:30’s Lee Hair On Hide Buckle Back
1943年〜

画像引用元サイト:40S LEE 101B COWBOY + 50S~ BUCO J-71 + 80S NIKE AIRJORDAN Ⅰ | ヴィンテージ古着買取ブログ
1943年になると、タグから「Shrunk」という文字が消滅します。それ以外は、先ほど紹介した初期の赤タグのデザインと同じです。
1946年〜1950年頃

画像引用元サイト:【中古】LEE◆40s/センター赤タグ/GRIPPER ZIPPER/ストレートパンツ/–/デニム/IDG【メンズウェア】
1946年に入ると、「Lee」の表記に大きな変化が見られます。
今までの斜め表記の「Lee」からまっすぐな「Lee」に変更になります。
そのため、赤タグで「Lee」がまっすぐに表記されていたら1946年以降のタグと覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
赤タグの見分け方はわかりましたか?
LEEはタグの種類が多いので、一つ一つ抑えていきましょう!
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