ファラオジャケットで有名なブランド「Lakeland」。
ファラオジャケットとは、簡単にいうと着丈の長いコートのことで、その由来は、1973年の映画「アメリカングラフティー」で不良カークラブ「PHARAOHS」が着ていたことがきっかけだと言われています。
特に50年代頃の「CLICKERタグ」がヴィンテージ好きから根強い人気を集めています。
そこで、この記事では、そんなファラオジャケットでおさえておくべきLAKELANDのタグで年代を判別する方法を紹介します。
1930年代~1940年代 「The Lakelandタグ」

画像引用元サイト:30s Lakeland ウール スポーツジャケット 扇ハトメ
私が知る限り、Lakelandの中で最も古いタグがこちらです。
タグ上部には、「ヨット」がデザインされ、ブランド名の「The Lakeland」が筆記体で記載されています。また、この頃のみ、ブランド名の前に「The」が付くのが特徴です。
そして、タグ下部には次の内容が記載されます。
- LAKELAND
- MANUFACTURING CO
- SHEBOYGAN,WIS.
1940年代
「黒タグ」

画像引用元サイト:40s LAKELAND ウール スポーツジャケット 黒
1940年代には、先ほど紹介したタグの下部のみだけが付きます。
「JACKINACタグ」

画像引用元サイト:40s WOOL JACKET & 50s BEACH VEST
1940年代頃に見られる「JACKINACタグ」。
タグの両端に木がデザインされ、下記の文言が入ります。
- JACKINAC
- Lakeland
- STYLED IN WISCONSIN
- THE NATION’S PLAYGROUND
1940年代~1950年代 「筆記体タグ」

画像引用元サイト:40s/LAKELAND/ファラオジャケット/針抜きリブ/ウール/GRY/レイクランド/vintage
白地に茶色でブランド名が筆記体でデザインされた「筆記体タグ」。
非常にシンプルなこのタグには、次の内容が入ります。
- LAKELAND
- SPORTWEAR
- STYLED IN WISCONSIN
- THE NATION’S PLAYGROUND
1950年代~1960年代
「CLICKERタグ」

画像引用元サイト:50’s Lakeland CLICKER ファラオコート 42
続いて紹介するのは、1950年代から1960年代頃に見られる「CLICKERタグ」。
「LAKELAND」と言えば、このタグを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
名作「ファラオジャケット」によく付くタグで、服のデザインはもちろん、タグのデザイン性の高さからも根強い人気を集めています。
タグには、次の内容が記載されています。
- The Original
- CLICKER
- REGISTERED TRADE MARK
- STYLED by Lakeland
このタグを知らなかった人はこのタグだけでも覚えておきましょう!
「筆記体タグ(赤文字)」

画像引用元サイト:60’s LAKELAND チェック柄 ファラオコート 極上! モスグリーン 表記(40)
こちらは1950年代から1960年代頃に見られるタグです。
白地に赤線と青線が交差するデザインで、下記の内容が記載されています。
- Lakeland(赤文字)
- SPORTWEAR
- STYLED IN WISCONSIN
また、同年に黒地にオレンジ色と黄色の曲線がデザインし、ブランド名がオレンジ色で記載されるタグもあります。

画像引用元サイト:50’s Lakeland SHORT PHARAOH JACKET
1960年代
「WINDY BAYタグ」

こちらは1960年代頃のスイングトップに付くタグです。
この服には「commar」や「TALNON」のジッパーが使用されているので、そこから年代を判別することも可能です。
タグには次の内容が記載されています。
- WASH AND WEAR
- WINDY BAY
- BY Lakeland
- CRAVENETTE RAIN AND STAIN REPELLENT
- Single Needle Tailored
ちなみに、「WASH AND WEAR」や「Single Needle Tailored」は50年代から60年代の商品によく付きますので年代判別の参考になりますよ。
「PARADE COATタグ」

画像引用元サイト:60s LAKELAND PARADE COAT
「PARADE COAT」と記載されたタグも1960年代頃に見られます。
このタグはあまり見たことがないので、余裕がある方のみ覚えていただければと思います。
1970年代 「白タグ」

画像引用元サイト:古着 コート 70s LAKELAND オールド ウール ステンカラー コート ミドル丈 40 古着
1970年代には、白地に「羊」とブランド名の「LAKELAND」が記載された「白タグ」が使用されます。
そして、この頃から今まで「筆記体」で記載されていたブランド名が「ブロック体」の大文字表記に変更します。
1980年代 「黒タグ」

画像引用元サイト:古着 ジャケット 80s LAKELAND 鮮明 レッド キャンバス フーデッド ジャケット パーカー 40 古着
1980年代には、白タグとほぼ同じデザインで黒いタグが使用されるようになります。
このタグは、黒地に「羊」と「LAKELAND」が記載され、「羊」の左半分が「茶色」、右半分が「白色」でデザインされるのが特徴です。
よく見ると、「羊」の顔のデザインも少し変更しています。
まとめ
いかがでしたか?
個人的に「Lakeland」のタグは可愛いものが多く、タグ買いしたくなりますね。
また、質の高い服が多いので、ここで紹介したタグを古着屋などで見かけたら、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
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