ジャングルファティーグの年代判別方法(ジャケット編)

ジャングルファティーグの年代判別方法(ジャケット編)のメイン画像 ファッション

近年さらに人気沸騰中の「ジャングルファティーグ」。

ベトナム戦時代に、熱帯地域用の戦闘服として作らたもので、デザインもさることながら通気性や速乾性に優れた計算され尽くされた衣服です。

そんな衣服ですが、1963年に誕生して以来、年代ごとに仕様が異なります。

そこで、今回は、そのジャングルファティーグの年代判別方法を紹介します。

パンツの年代判別方法を知りたい方は、下記の記事をあわせてご確認下さい。

ちなみに、「ジャングルファティーグ」は俗称で正式名称は「コンバットトロピカル」と呼びます。
過渡期には、仕様が混合するものをございますので参考としていただければと思います。

1963年〜1964年 「1stタイプ」

1963年〜1964年 「1stタイプ」の前面の画像

画像引用元サイト:60’s US.ARMY ジャングルファティーグジャケット 1st [42125]

1963年〜1964年 「1stタイプ」の背面の画像

画像引用元サイト:60’s US.ARMY ジャングルファティーグジャケット 1st [42125]

まず紹介するのは、1963年〜1964年の約1年間のみ生産された希少な1stタイプです。

このタイプの年代判別方法は、非常に簡単です。

なぜなら、この1stタイプのみフラップボタンが上記の画像1枚目のように全てむき出しだからです。ちなみに、1stタイプのみボタンに艶があるものが採用されています。

下記に1stタイプの特徴を羅列しているので、余裕がある方はご確認ください。

  • つやありボタン
  • エポレットあり
  • ハンガーループあり
  • ガスフラップあり
  • ウエストボタンあり
  • ドレンホールあり
  • バックヨークなし
ボタンがむき出してあれば、1963年〜1964年のものと判断可能。

1965年〜1966年 「2ndタイプ」

1965年〜1966年 「2ndタイプ」の前面の画像

画像引用元サイト:60’s U.S.ARMY ジャングルファティーグJKT 2nd 両肩ワッペン 表記(M-R)

1965年〜1966年 「2ndタイプ」の背面の画像

画像引用元サイト:60’s U.S.ARMY ジャングルファティーグJKT 2nd 両肩ワッペン 表記(M-R)

1965年〜1966年には、上記の画像1枚目のようにボタンが隠れる2ndタイプが登場します。

この2ndタイプまで、画像1枚目を見るとわかるように「エポレット(肩飾り)」が付くのが特徴です。

その他は、1stタイプと比べて大きな変更点はありませんが、この頃まで通称「ガスフラップ」と呼ばれる前立てが付きます。(下記画像参照)

1965年〜1966年 「2ndタイプ」のガスフラップの画像

画像引用元サイト:買い付けの商品が入荷しております。

2ndタイプの特徴をまとめると、下記の通りです。

  • つやなしボタン
  • エポレットあり
  • ハンガーループあり
  • ガスフラップあり
  • ウエストボタンあり
  • ドレンホールあり
  • バックヨークなし
ボタンが隠れていてエポレットが付いている場合、1965年〜1966年のものだと判断可能。

1967年 「3rdタイプ(前期)」

1967年 「3rdタイプ(前期)」の前面の画像

画像引用元サイト:60’s ジャングルファティーグジャケット 3rd ノンリップ ミリタリー ヴィンテージ SMALL-LONG 美品 NAM戦

1967年 「3rdタイプ(前期)」の背面の画像

画像引用元サイト:60’s ジャングルファティーグジャケット 3rd ノンリップ ミリタリー ヴィンテージ SMALL-LONG 美品 NAM戦

3rdタイプには、前期と後期の2種類あります。

まず、紹介するのは1967年の前期型です。

3rdタイプは、上記の画像を見ると分かる通り、大きな仕様変更が行われます。

まず、耐久性向上のため背中にバックヨークが追加されます。(上記画像2枚目参照)

その一方、下記の仕様が省略され、かなりシンプルな作りになります。

  • エポレット(画像1枚目参照)
  • ウエストボタン
  • ガスフラップ
  • ドレンホー」

各仕様に付いて少し補足説明をしていきます。

まず、ウエストボタンは、これまでの1stタイプと2ndタイプの背面と見比べると一目瞭然です。これまでは、バックにサイズ調整のためのボタンがついていましたが、3rdタイプになるとこのボタンが省略されます。(上記画像2枚目参照)

次に、ガスフラップも下記の画像のように省略されます。

 
1967年 「3rdタイプ(前期)」のガスフラップが省略された画像

画像引用元サイト:【DEADSTOCK】60s US Army Jungle Fatigue Jacket ”3rd” Type

最後に、これまで付いていたドレインホール(水抜き穴)も省略されるようになります。他のタイプには、下記の画像のところに水を抜くための穴(ドレインホール)が開いています。

1967年 「3rdタイプ(前期)」のドレンホールが省略された画像

画像引用元サイト:60’s ジャングルファティーグジャケット 3rd ノンリップ ミリタリー ヴィンテージ SMALL-LONG 美品 NAM戦

このように非常にシンプルな仕様になります。

これに加えて、前期型の特徴は、襟下にハンガーループが付きます。

1967年 「3rdタイプ(前期)」のハンガーループの画像

画像引用元サイト:60’s ジャングルファティーグジャケット 3rd ノンリップ ミリタリー ヴィンテージ SMALL-LONG 美品 NAM戦

3ndタイプ(前期)の特徴をまとめると下記の通りです。

  • つやなしボタン
  • エポレットなし
  • ハンガーループあり
  • ガスフラップなし
  • ウエストボタンなし
  • ドレンホールなし
  • バックヨークあり
「エポレット」「ウエストボタン」「ドレンホール」が無くなり、バックヨークとハンガーループが付いていれば1967年のものだと判別可能。

1967年後半 「3rdタイプ(後期)」

1967年後半 「3rdタイプ(後期)」の画像

画像引用元サイト:60年代 USアーミー ジャングルファティーグ 3rdモデル

続いて紹介するのは、1967年後半にみられる後期型です。

このタイプは、先ほど紹介した特徴とほとんど変化はありませんが、ハンガーループが省略されるようになります。

なお、これ以前のジャングルファーティーグには、全てコットンポプリンと呼ばれる軽量で耐久性があり、柔なか手触りの生地が使用されています。

特徴をまとめると下記の通りです。

  • つやなしボタン
  • エポレットなし
  • ハンガーループなし
  • ガスフラップなし
  • ウエストボタンなし
  • ドレンホールなし
  • バックヨークあり
  • コットンポプリン
3rdタイプ(前期)からハンガーループが省略されたものは、1967年後期のものだと判断することが出来ます。

1968年 「4thタイプ」

1968年 「4thタイプ」の前面の画像

画像引用元サイト:60’S US ARMY ジャングルファティーグジャケット/4TH

1968年 「4thタイプ」の生地の画像

画像引用元サイト:60’S US ARMY ジャングルファティーグジャケット/4TH

1968年には、「リップストップ」と呼ばれる生地を使用した4thタイプが登場します。

リップストップとは、文字通り生地が裂ける(リップ)のを止める(ストップ)ように作られた生地のことです。

格子状にナイロンを編み込むことで生地が裂けるのを防いでいるので、生地に糸が編み込まれているのが肉眼で確認することが出来ます。(上記画像2枚目参照)

そのため、これを確認するだけで、リップストップ生地かどうか簡単に判断することが出来ますよ。

また、この頃から3rdタイプで省略されていた「ドレンホール」が復活します。

1968年 「4thタイプ」のドレインホールの画像

画像引用元サイト:60年代 ヴィンテージ 米軍実物 ジャングル ファティーグ ジャケット XS相当 Vintage USMC Vietnam Ttopical Fatigue Jacket 4th

4thタイプの特徴をまとめると下記の通りです。

  • つやなしボタン
  • エポレットなし
  • ハンガーループなし
  • ガスフラップなし
  • ウエストボタンなし
  • ドレンホール復活
  • バックヨークあり
  • リップストップ
リップストップ生地を使用し、ドレンホールが付いている場合は、1968年のものだと判断可能。

1969年〜1970年 「5thタイプ」

1969年〜1979年には、最終形と呼ばれる5thタイプが登場します。

4thタイプと比べて大きな変化はありませんが、袖口のボタンを開けるとこれまでのタイプに見られた「V型ガゼット」が省略されるようになります。

これまでのタイプには、下記のようなV字型の仕様が施されています。

「V型ガゼット」の画像

画像引用元サイト:60’s US.ARMY ジャングルファティーグジャケット 3rd [54520]

しかし、5thタイプになると、下記のように袖がシンプルな仕様に変更されます。

1969年〜1970年 「5thタイプ」の袖の画像

画像引用元サイト:60s ∼ 70s US ARMY JUNGLE FATIGUE JACKET 5th TYPE

さらに詳しくなりたい方は、一部製法がダブルステッチからインターロックへと変わるのもこのタイプの特徴ですのであわせて覚えておきましょう。

5thタイプの特徴をまとめると、下記の通りです。

  • つやなしボタン
  • エポレットなし
  • ハンガーループなし
  • ガスフラップなし
  • ウエストボタンなし
  • ドレンホールあり
  • バックヨークあり
  • V型ガゼットなし
袖口の「V型ガゼット」が省略されている場合は、1969年〜1979年のものだと判断可能。

まとめ

いかがでしたか?

ジャングルファティーグは、年代によって細かな変更が多く全部を覚えるのは非常に大変です。

ですが、各タイプの最後に紹介したポイントだけをおさえるだけで誰でも簡単に年代判別は可能ですよ。

ぜひ、一度この記事を参考に年代判別をしてみてくださいませ。

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