1920年にアメリカのシアトルで生まれた「Eddie Bauer」。
古着屋さんでよく見るブランドですが、世界で初めてダウンジャケットを作ったブランドとしても有名ですよね。
「スカイライナー」や「カラコラム」など数々の名作を世に生み出してきたブランドです。
そこで、この記事では、そんなダウンジャケットの産みの親であるEddie Bauerのタグで年代を判別する方法を紹介します。
1940年代 「WWⅡタグ」

画像引用元サイト:WWⅡ 40’s Eddie Bauer U.S.A.F VINTAGE B-9フライトジャケット
まず、紹介するのは第二次世界大戦(WWⅡ)頃の「B-9」に付く大変希少なタグです。
ヴィンテージマニアにはたまらない一着ですよね。
この頃、Eddie Bauerは品質の高さから軍の要請により「B-9」を製造していました。そのため、ミリタリーのタグに大きく「Eddie Bauer」とブランド名が記載されています。
なお、この頃は「Eddie」が筆記体、「Bauer」がブロック体で表記されます。
1950年代初期 「雪タグ」

画像引用元サイト:50’s Eddie Bauer 雪タグ キルティングパンツ S [83198]
1950年代初期頃に見られる通称「雪タグ」。
薄い茶色のタグに白刺繍で「Down」と記載され、その周りに雪が降っているようなデザインからそのように言われています。
この頃まで「Eddie」が筆記体、「BAUER」がブロック体のデザインが使用されます。
1950年代~1960年代 「日の出タグ」
1950年代

画像引用元サイト:50s BAUER DOWN バウアーダウン カラコラム ダウンパーカー オリーブ★ジャケット EddieBauerエディーバウアー
50年代頃になると人気の「日の出タグ」が登場します。
こちらも文字通り、お日様が昇っているように見えることからこのように呼ばれています。
タグには、次の内容が記載されています。
- BAUER
- DOWN
- Blizzard Proof
- SEATTLE,U.S.A.
ちなみに、「Blizzard Proof」は「猛吹雪にも耐えられるジャケット」という意味で、タグからもこのダウンがいかに優れているのかが垣間見れます。
1960年代

画像引用元サイト:60’s Eddie Bauer “BAUER DOWN” キルティングダウンジャケット [51183]
60年代頃になると、少しデザインが異なります。
「Blizzard Proof」表記が小さくなりタグの上部に移動し、「BAUER DOWN」の下に次の二行が追加されます。
- THE ULTIMATE INSULATION
- EDDIE BAUER-SEATTLE,U.S.A.
1960年代~1970年代 「KARA KORAMタグ」

画像引用元サイト:60’s〜70’s Eddie Bauer “KARAKORAM” キルティングダウンパンツ S [59906]
続いては、1960年代頃から1970年代頃に見られる「KARA KORAMタグ」です。
1953年に標高が8611mもあるカラコラム山脈の登頂を目指したアメリカ人探検隊に提供したのがこのモデルです。そのため、そんな過酷な状態でも着用出来る保温性及びデザイン性を兼ね備えた名品です。
ちなみに、タグには次の内容が記載されています。
- KARA KORAM
- BLIZZARD PLOOF
- Eddie Bauer
- EXPEDITION OUTFITTER,SEATTLE,U.S.A.
1970年代 「黒タグ前期」

画像引用元サイト:古着 ジャケット 70s Eddie Bauer 黒タグ 名作 「オールパーパス」 グース ダウン ジャケット L位 古着
70年代頃になるとお馴染みの「黒タグ」が登場します。
黒地に金刺繍でデザインされ、ブランド名が筆記体でデザインされた古着屋さんでもよく見るデザインですよね。
こちらは「黒タグ」の中でも前期のもので、上記の写真のようにタグの下に何もつきません。
また、この他にもタグの下に白タグが付くタイプ。

画像引用元サイト:古着 ジャケット 70s Eddie Bauer バウアー 名品 襟ボア キルティング ユーコン ダウン ジャケット 38 古着
さらに、選択表示タグが付くタイプのものがあります。

画像引用元サイト:70’s Eddie Bauer 黒タグ カラコラム ダウンジャケット 三角ロゴ刻印 …
これらのタグは、全て70年代頃に見られるタグです。
1980年代~1990年代 「黒タグ後期」

画像引用元サイト:80s 90s Eddie Bauer エディーバウアー 黒タグ ラガーシャツ L
80年代頃になると、「黒タグ」の下に細長い黒いタグが付きます。
この頃になると、USA製以外にも中国製や韓国製、上記の写真のようにスリランカ製など様々な生産国が出てきます。
このタグは、80年代頃から90年代前半頃までに見られます。
まとめ
いかがでしたか?
Eddie Bauerのダウンジャケットは本当に品質が高く、まだ持っていない方はぜひ一着持っておくべきだと思います。
ぜひ、この記事を参考にヴィンテージのダウンジャケットを手に入れてみましょう。
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