1938年にオレゴンで「コロンビアハットカンパニー」として始まった「Columbia」。
その名前の通り、元々は帽子屋さんだったのは知らない方も多いのではないでしょうか?
1960年頃からアウトドア商品を販売し始めた同ブランドは、1982年に発表した「インターチェンジシステム」で一気に人気を博します。
「インターチェンジシステム」とは、インナーとアウターがジッパーで繋がっていて、気候にあわせてすぐに着脱可能な仕様のことです。
Columbiaの人気モデル「Bugaboo」に採用されていますよね。
そこで、この記事では、そんなColumbiaのタグで年代を判別する方法を紹介します。
1960年代~1970年代初期 「黒タグ」

画像引用元:60-70s Columbia Sportswear Vintage Fishing Vest [V64]
まず、紹介するのは「黒タグ」。
今のタグとは全く異なるため、初めて見た人はColumbiaと気付かないことも多いのではないでしょうか?
このタグは、「コロンビアハットカンパニー」から事業拡大のため「コロンビアスポーツウェアカンパニー」へ社名を変更した頃から使われるタグです。
冒頭でもお伝えした通り、この頃からアウトドア商品が販売されるようになります。
なお、社名変更の詳しい経緯については、下記の公式サイトの文章をご確認下さいませ。
1960年、さらなるビジネス拡大のため自社での製品生産を始めます。コロンビアハットカンパニーは、スキーグローブ製造会社コロンビアマニファクチャリングカンパニーと合併し、社名をコロンビアスポーツウェアカンパニーとしました。
引用元サイト:コロンビアの歴史
そんな希少なこのタグには、次の内容が記載されています。
- CS
- columbia
- sportwear
- co.
- -PORTLAND,OREGON-
1970年代~1980年代初期 「イエローストーンタグ」

画像引用元サイト:70’s〜80’s Columbia ナイロンパーカ [50556]
1970年代から1980年代初期頃までに見られる通称「イエローストーンタグ」。
Columbiaのヴィンテージといえば、このデザインのタグを思い浮かべる方が多いですよね。
この頃になると、タグの色が「黒」から「白」に変更し、下記の内容が記載されます。
- Columbia
- Sportwear Co.
- PORTLAND,OREGON
1980年代 「紺タグ」

画像引用元サイト:古着 ジャケット 80s Columbia 高機能 多ポケット ナイロン アノラック パーカー マウンパ パッカブル L 古着
1980年代頃になると「紺タグ」が採用されます。
先ほど紹介した「イエローストーンタグ」とデザインは大きく変わりませんが、紺地に白刺繍のみでデザインされるのが特徴です。
また、この頃から生産国が「韓国」や「台湾」などのアジアの国のものがよく見られるようになります。
ちなみに、下記のような「白タグ」も80年代頃に見られます。

画像引用元サイト:古着 パンツ 80s Columbia コロンビア シンプル ナイロン シェル アウトドア パンツ 黒 S 古着 女性にも!!【30off】
1980年代~1990年代 「白タグ」

画像引用元サイト:古着 ジャケット 80s Columbia 「Bugaboo」 3way ナイロン エクストリーム ジャケット ライナー 完備!! M 古着
1980年代から1990年代に見られる「白タグ」。
主に90年代に見られるタグで、古着屋さんでもまだまだよく見るタグですよね。
白地に下記の内容が入ります。
- Columbia
- SportwearCompany
- PORTLAND,OREGON U.S.A.
また、同様のデザインで三角タグもあります。

画像引用元サイト:古着 ジャケット 80s USA製 Columbia 「Bugaboo」 3way ナイロン シェル アウトドア ジャケット フリース ライナー 完備!! M 古着【30off】
まれに、このタグの黒バージョンのデザインのタグもありますので、余裕がある方は覚えておきましょう。

画像引用元サイト:古着 90s Columbia 「CONVERT」 プルオーバー ナイロン アノラック パーカー ジャケット 黒 L 古着
まとめ
いかがでしたか?
タグの種類が少ないので、覚えやすいですよね。
Columbiaは機能的で、デザインも良く、値段も「patagonia」や「THE NORTH FACE」などと比べるとお手頃なのでおすすめですよ。
Columbia以外のアウトドアブランドの年代判別方法の記事もございます。
興味がある方はあわせてご確認下さいませ。
コメント