Carhartt(カーハート)のタグで年代を判別する方法

Carhartt(カーハート)のタグで年代を判別する方法のメイン画像 ファッション

1889年にアメリカのミシガン州デトロイトで誕生した「Carhartt」。

ブランド名は「Car」=「汽車」と「Heart」=「ハート」の造語で、その名前の通り元々は鉄道機関士の衣類を販売するために設立されました。

そして、その耐久性の高さと着心地の良さから労働者から人気を博します。

中でも1923年に発表したCarharttの代表格であるブラウンダック地のカバーオールは今なお絶大な人気を集めていますよね。

そこで、この記事では、そんなCarharttのタグで年代を判別する方法を紹介します。

1920年代 「筆記体タグ」

1920年代のカーハートの「筆記体タグ」の画像

画像引用元サイト:20s ヴィンテージ Carhartt カーハート ブラウンダック カバーオール 3つポケ 42程

1920年代頃に見られる「筆記体タグ」。

初めて見る方も多いのではないでしょうか?

白地のタグの中心に黒いギザギザの丸がデザインされ、そこに斜めにブランド名の「Carhartt」が筆記体でデザインされるのが特徴です。

1920年代~1930年代 「MASTER CLOTHタグ」

1920年代から1930年代のカーハートの「MASTER CLOTHタグ」の画像

画像引用元サイト:CARHARTT COVERALL

1920年代から1930年代頃に見られる「MASTER CLOTHタグ」。

赤と白い刺繍で下記の内容がデザインされます。

  • MASTER
  • Carhartt(筆記体)
  • CLOTH

1930年代~1960年代 「ハートタグ」

1930年代〜1940年代 「単色タグ」

1930年代から1940年代のカーハートのハートタグ(単色)の画像

画像引用元サイト:30’s ビンテージ ★ カーハート Carhartt ハートタグ ブラック シャンブレー ショップコート ( 男性 メンズ 42 L 程) 古着 黒シャン ロング| 【USA古着】中古 30年代 ロング丈 ロングコート コート 黒 ワーク コットン ドーナツボタン ジャケット ライト アウター 羽織

まず、紹介するのは、1930年代頃から1940年代頃に見られる「ハートタグ」。

その中でも、ここでは初期に見られる「単色タグ」を紹介していきます。

このタグは、白地に赤刺繍のみで下記の内容が記載されます。

  • TRADE MARK REG.U.S.PAT.OFF
  • UNION
  • Carhartt
  • MADE
  • サイズ表記
  • SANFORIZED

1940年代〜1950年代 「2色タグ」

1940年代から1950年代のカーハートのハートタグ(2色)の画像

画像引用元サイト:CARHARTT DENIM OVERALL(46/32/DEADSTOCK )

1940年代頃から1950年代頃になると、「赤」と「青」でデザインされた「二色タグ」が使用されるようになります。

先ほど紹介した「単色タグ」と大きく異なるデザインは次の2つです。

  • ブランド名の「Carhartt」が青い刺繍でデザインされる
  • タグの下部にある「SANFORIZED」表記が斜めに記載される

1940年代〜1950年代 「プリントタグ」

1940年代から1950年代のカーハートのハートタグ(プリント)の画像

画像引用元サイト:40S カーハート デニム カバーオール | ヴィンテージ古着買取ブログ

1940年代頃から「プリントタグ」が登場します。

そして、ブランド名の「Carhartt」が斜めに大きくデザインされるようになり、下記の文言がこれまでの「赤色」から「青色」に変更します。

  • TRADE MARK REG.U.S.PAT.OFF
  • SANFORIZED

1950年代〜1960年代 「RNタグ」

1950年代から1960年代のカーハートのハートタグ(RN)の画像

画像引用元サイト:古着 ヴィンテージ 50s Carhartt ハートタグ ブラウン ダック ダブルニー ワーク オーバーオール W42.5 L28 古着

1950年代から1960年代も引き続き「プリント」でデザインされたタグが使用されます。

しかし、この頃からタグに記載される内容が下記に変更されます。

  • ALL COTTON®️
  • UNION
  • Carhartt
  • MADE
  • RN 14806

この中で特に注目すべきなのが「RN表記」です。

RNは、「Registered Number」の略で1959年から「RN13670」番から順番に会社に割り当てられました。

そのため、タグに「RN 14806」と記載されているこのタグは、早くても1959年、大体1960年代頃のものだと推測することが出来ます。

1960年代

「トリプルネームタグ」

1960年代のカーハートの「トリプルネームタグ(刺繍)」の画像

画像引用元サイト:60’s Carhartt HEADLIGHT FINCK トリプルネーム ダックカバーオール SIZE 36!!

1960年代のカーハートの「トリプルネームタグ(プリント)」の画像

画像引用元サイト:FINCK/トリプルネーム60s/size:44/オールインワン/

1960年代に見られる「トリプルネームタグ」。

その名前の通り、下記の3つのブランド名がタグに記載されています。

  • Carhartt
  • HEADLIGHT
  • FINCK

というのも、このタグは、Carharttが「HEADLIGHT」と「FINCK」を買収した直後のわずかな期間のみに作られたものです。

そのため、タグに三つのブランド名が記載されている非常に珍しいデザインをしています。

ちなみに、このタグには「刺繍タグ」と「プリントタグ」がありますが、どちらも次の内容が「赤」と「青」でデザインされます。

  • Carhartt
  • HEADLIGHT
  • FINCK
  • UNION MADE

「デカCタグ」

1960年代のカーハートの「デカCタグ(白×赤)」の画像

画像引用元サイト:60’s CARHARTT ブランケット付きダックJKT

1960年代のカーハートの「デカCタグ(黒×金)」の画像

画像引用元サイト:60s USA製 Carhartt カーハート 古着 ブラウン ダックジャケット 裏ボア メンズL相当 カバーオール Cマーク 黒タグ ダメージ

1960年代には「C」が大きくデザインされ、その中に「Carhartt」とデザインされるタグが使用されます。

私の知る限り、上記の写真の白地に赤刺繍のタグと黒地に金刺繍のタグの2種類があります。

「SUPER DUX by Carharttタグ」

1960年代のカーハートの「SUPER DUX by Carharttタグ」の画像

画像引用元サイト:60’s SUPER DUX by carhartt VINTAGE ダックハンティングジャケット!

希少な「SUPER DUX」とのダブルネームのタグ。

こちらも1960年代に見られます。

あまり見かけることがないので、余裕がある方のみ覚えておきましょう。

1966年〜1970年代 「Cロゴタグ」

1966年から1970年代のカーハートの「Cロゴタグ」の画像

画像引用元サイト:古着 60s Carhartt 人気 エプロン付き ヒッコリー デニム ストライプ ガチャポケ Wニー ワーク オーバーオール W50 L29 古着

1966年から1970年代のカーハートの「Cロゴタグ(サイズ表記)」の画像

画像引用元サイト:USA 70s Carhartt Blanket Lined Duck Work Jacket

1966年から1970年代のカーハートの「Cロゴタグ(MACHINE WASHABLE)」の画像

画像引用元サイト:Carhartt Brown Duck Double Knee Engineer Pants

1966年から使用される「Cロゴタグ」。

「Carhartt」と言えばこのデザインを真っ先に思い浮かべますよね。

ちなみに、このデザインの由来は公式サイトで丁寧に記載されていますので、下記の文章をご確認くださいませ。

1966年、現在世界中で広く認識されている、通称「Cロゴ」をブランド・ロゴとして発表。このお馴染みのロゴは、豊かさを表すシンボルである「コーヌコピア(豊穣の角)」と呼ばれる、ギリシャ神話に登場するゼウスに乳を与えたヤギの角がモチーフとなっている。

文章引用元サイト:ABOUT

なんと言っても、この頃のタグの特徴は「プリント」でデザインされていることです。

何種類かデザインはありますが、大きく分けて上記画像の3種類があります。

  1. 「無表記(ロゴとブランド名のみ)」
  2. 「サイズ表記」
  3. 「MACHINE WASHABLE NO BLEACH」

1980年代 「100周年タグ」

1980年代のカーハートの「100周年タグ」の画像

画像引用元サイト:80s USA製 carharttカーハート 100周年 ブランケットライナー ダック地 チョアコート カバーオール 茶 40

1989年には「Carhartt」が創業して100周年を迎えます。

そのため、次の内容が刺繍でデザインされた「100周年タグ」が使用されます。

  • 100 YEARS
  • 1889
  • 1989
  • carhartt

よく見ると、ボタンも100周年仕様になっていますね。

このタグやボタンが使用されていれば、すぐに80年代のものだと判断することが出来ます。

しかし、下記のタグのように「100周年モデル」ではありませんが、80年代頃だと思われるタグもあります。

1980年代のカーハートのタグの画像

画像引用元サイト:80’s Carhartt ダックベスト [ve-165]

どのように判断しているのかというと、右上の「星形ロゴ」があるかどうかで年代判別を行なっています。

このロゴについて少し説明させていただきますね。

画像ではほとんど見えませんが、「星形ロゴ」は星の周りに「CRAFTED WITH PRIDE IN USA」と記載されています。

「CRAFTED WITH PRIDE IN USA」とは、1980年代前半にアメリカの衣類関連の貿易赤字が急速していたことに危機感を覚え、アメリカで生産した衣類の販売を強化するために作られたのが団体のことです。

この団体が発足されたのが1984年で、この頃から衣類に「星形ロゴ」が付くようになります。そして、このロゴは大体90年代初頭まで見られると言われています。

つまり、この「星形ロゴ」が付くのは1984年から1990年代初頭までの製品のものだと推測することが出来ます。

そのため、このロゴが付いている商品は80年代として紹介されることが多いです。

1990年代 「刺繍タグ」

1990年代のカーハートの「刺繍タグ」の画像

画像引用元サイト:90s carharttカーハート ダック地 デトロイトジャケット 茶

1990年代に見られる「刺繍タグ」。

この頃は、先ほどのように「星形ロゴ」は入りません。

まとめ

いかがでしたか?

カーハートは130年以上前から続く老舗ブランドですが、今のデザインと大きく変わらないのが本当にすごいですよね。

ぜひ、この記事を参考に年代判別をしていただければと思います。

 

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