オイルドジャケットで有名なBarbour(バブアー)。
ここ数年で人気が爆発し、冬に街中を歩いていると一人は着ている人を見かけるくらい流行っていますよね。
ファッションとしてはもちろんのこと、耐久性や防水性が優れていることから第一次大戦時からイギリス軍に防水服を提供しているデザイン製と機能性を兼ね揃えた由緒あるブランドなのです。
そこで、この記事ではそんなBarbour(バブアー)の年代を判別する方法を紹介します。
1951年〜 「白タグ前期」

画像引用元サイト:UNIFORM | Vintage Barbour
1951年頃には、白地に緑色で「Barbours of SOUTH SHIELDS」と書かれたシンプルなタグが使用されます。
なお、「SOUTH SHIELDS」は、イングランドの地名でBarbourの生誕地です。
1954年〜 「白タグ後期」

画像引用元サイト:1940-50s Barbour International White Label / BLK / WB_710a
1954年頃になると、白地のままですが、タグに「Barbour Suit」と記載されるようになります。
また、この時代から字体がPOPになり、「J Barbour&Sons」とBarbourの会社名も記載されます。
1968年〜 「黄タグ」

画像引用元サイト:“YELLOW TAG” BARBOUR SOLWAY ZIPPER/PILGRIM
1968年頃には、タグが黄色いことから通称「黄色タグ」が使用されます。
タグには、下記の三つの情報が記載されます。
- BARBOURS OF SOUTH SHIELDS
- MADE IN ENGLAND
- BARBOUR
このタグは、ワラントが授与されるまで使用されます。
1979年〜 「1ワラントタグ」

画像引用元サイト:F.W.S
1974年には、エディンバラ公よりロイヤルワラントが授与されます。
ロイヤルワラントとは、「英国王室御用達」のことです。これを授与すると製品に王家の紋章を付けることが許可されます。
ちなみに、権限があるのが「エディンバラ公」「エリザベス女王」「チャールズ皇太子」の3人のみです。詳しい説明はここでは避けますが、これを授与するには厳しい審査をくぐり抜け、さらに授与されてからも5年ごとに再審査がある非常に価値のある称号なのです。
なお、この時代のタグは、エディンバラ公よりロイヤルワラントを授与した時のタグなので通称「1ワラントタグ」と呼びます。
なお、「Weather Comfort」という本には1979年頃からこのタグが使用されると記載されているのでここでは1979年頃〜のタグとして紹介しています。しかし、1974年にロイヤルワラントが授与されるので、その頃からこのタグが使用されている可能性が高いです。
1982年〜 「2ワラントタグ」

画像引用元サイト:F.W.S
1982年には、エリザベス女王からもロイヤルワラントを授与されます。
そのため、この年代のタグには上記の画像のように2つのワラントが表記されるようになります。
通称「2ワラントタグ」と呼ばれます。
1987年〜 「3ワラントタグ」

画像引用元サイト:F.W.S
1987年には、チャールズ皇太子からもロイヤルワラントを授与されます。
これで、Barbourは3つのワラントを授与したことになります。ですので、この年代にはタグに3つのワラントが記載されます。
そのため、通称「3ワラントタグ」と呼ばれます。
3つのワラントを授与しているブランドは非常に数が少なく、ファッションブランドだと有名な「BURBERY」「DAKS」くらいです。
まとめ
いかがでしたか?
もし、Barbourをお持ちの方はどの年代のタグが確認してみましょう。
もし、これから購入を考えている方は、現行のBarbourも良いですが、せっかくならヴィンテージの物を購入してみるのも良いかもしれませんね。
デザインと機能性を兼ね揃えているので一生ものになりますよ!
コメント